当団体について

一般社団法人 地域創生マネジメントいしかわ
代表理事あいさつ

代表理事 稲垣渉

一般社団法人 地域創生マネジメントいしかわは、豊かで住みよいふるさとづくりに知恵を出し、行動する団体です。

地域の振興、活性化のための調査研究、街づくりや実施事業の企画立案を含め、地域のシンクタンクの役割を担っています。

国の施策で使われる地方創生ではなく、地域創生の意味するところは、地方自治体のみならず、住民を中心とした地域コミュニティ、地元企業、各種団体も含め、それぞれの課題に向き合って、創生活動を推進しようという意図です。

「健康で生きがいのある充実した人生と豊かで活力ある持続可能なふるさとづくり」を掲げ、私たちが直面している人口減少、 超高齢化社会の課題を掘り下げ、新しい方策を示すことで、 元気あふれる生き生きとしたふるさとづくりに寄与、貢献していきたいと考えています。

2020年には、人生100年時代の到来に向けた社会のあり様やシニア世代の健康生きがいづくりを地域全体で考えようとの趣旨で、季刊雑誌「わらいふ」を創刊、あわせて、「Wonderful Life 宣言」を提唱し、活動を本格化させています。

Wonderful Life 宣言

「人生100年時代」を、超高齢化社会の到来を告げる警鐘と考えてはいけません。長寿はこの上ない贈り物のはずです。

人生の幅が大きく広がり、時間の制約が解けることで、様々な挑戦も可能になるという考え方もできます。生きるということを今一度考え直す時間も与えられるのです。

少子高齢化の日本は、これまでのような成長と繁栄を維持できないという懸念があります。高齢者は、自分たちの健康や暮らしに不安を抱き、若年層は、そうした高齢者を支える自分たちの負担増大に不満を抱いています。

こうした世代間の乖離が、社会のぎすぎすした空気を一層煽っているといえるでしょう。しかし、人生100年時代は、これまでの社会の枠組みとは違う、全く新しい世界が創られて行きます。

そこで私たちは次のことを提案します。

人生100年時代をネガティブに考えるのではなく、長い老後を賜る人生を「Wonderful Life」と捉える

国は人生100年時代構想会議などを通じて、全世代の課題として対応策を示しています。もちろんそうですが、私たちは、まず、今の高齢者が、心豊かで満足いく100年ライフを全うするならば、続く若年層もまた豊かな老後を迎える展望が開けて来るはずと考え、次の3つの運動を提唱します。

1.心身の健康と生きがいづくりの推進

ボランティア・スポーツ・趣味関係のグループ等への社会参加の割合が高いほど、言い換えれば生きがいを持っている人ほど認知症やうつ、運動機能低下のリスクが低く、健康寿命が延びる傾向があることが厚労省を始めとする研究で明らかになっています。

(一社)地域創生マネジメントいしかわ は、健康・生きがいづくりアドバイザー養成講座の開催や勉強会・セミナーをつうじて、「人生100年時代」をアクティブに生きようとするあなたを応援します。

2.プロダクティブエイジングの実現

プロダクティブエイジングは1975年にRobert N.Butler が提唱した概念で、「高齢者を社会の弱者や差別の対象として捉えるのではなく、すべての人が老いてこそますます社会にとって必要な存在としてあり続けること」をめざしています。

(一社)地域創生マネジメントいしかわ は、高齢者こそ経験と知識を備えた生産的担い手であると捉え、まさにそのように活躍している人たちを「わらいふ」で取り上げ、紹介していきます。

3.「四世代共生」の地域社会づくり

「人生100年時代」を共に生きる四世代が、それぞれの今を理解し、共鳴し、互いを尊重し、助け合う地域社会を実現するために必要不可欠であると考えます。

心身の健康と生きがいづくりの推進・プロダクティブエイジングの実現は「四世代共生」の地域社会づくりのための規範であり、(一社)地域創生マネジメントいしかわは、行政の施策が各種団体・企業の取組を「わらいふ」で取り上げ、紹介していきます。